ポーカーアプリのラベリング、シースタ鳳凰戦の参加者に聞いてみた【月刊コナショー vol.1】
Ten-Fourの4色ラベル機能を、シースタ鳳凰戦の参加者への聞き取りからまとめた現場ルポ。プレイスタイル別・スキル別・戦略マッチング型の使い分け、メモ機能との併用、確証バイアスへの注意までカバー。
文責:konasho(X:@konasho)
Discordに「お前、ホントに人間か?」とbotを疑われながらもメッセージを送り、返信があったものをまとめてみたら、4色にうっすら景色が浮かんできました。
Ten-Fourの4色ラベル、みんなどう使ってる?
爆速でハンド数をこなせるポーカーアプリ「Ten-Four」には、白・赤・青・緑の4色ラベルが用意されています。この機能を上手い人はどう使っているのか、シースタ鳳凰戦に参加しているメンバー何人かに聞いてみました。
プレイスタイル別に貼る
多かったのは、ルースなのかタイトなのかなど、プレイスタイルに応じて貼る人でした。一例としては、視覚イメージに合わせて:
- 白 … 知り合い
- 赤 … アグレッシブ
- 青 … パッシブ
- 緑 … タフコーラー
スキルレベル別に貼る
他には、格上なのか、積極的にポットを争いたい相手なのか。スキルレベルに応じて貼る人もいました。イメージとしては:
- 白 … 鉄強
- 赤 … そこそこ強い
- 青 … リーク観測済み(メモに残す)
- 緑 … この相手がいたらファストフォールドしない
「とりあえず白」運用
同卓相手が1ハンド毎に変わる環境で「ぱっと見で知りたい情報」を得られるのは非常に便利です。
ただしラベル機能は、その先入観に引っ張られて墓穴を掘ってしまうこともあります。違和感のあるプレイを観測した時にとりあえず白ラベルを貼っておき、次回以降の対戦時にリークに応じた色を貼り直すことで確度を高める使い方もありました。
サイジング差別化への対策ラベル
またファストフォールド環境ならではの戦術で、ハンドの強さによってオープンサイズを変えてもバレにくいという事情があります。
対策として、その疑いのある相手にとりあえずラベルを貼っておく。そして、
- GTOサイズより大きいサイズのオープン → オーバーフォールド
- GTOサイズより小さいサイズのオープン → スリーベット頻度を増やす
という小技もありました。
EV最大化を狙う「戦略マッチング型」
上記の使い方はどれもプレイ時のストレス軽減を目的としているのに対し、EV最大化を求めた活用方法もありました。
それが「自分が持つ戦略から4つを選び、どれが刺さるか」で色分けする使い方。
スリーベットが飛んできそうか、際どいハンドをディフェンスしそうかは、スタッツを見ればある程度わかる。だから4色しかないラベルは他のことに使いたい、というのが理由です。
メモ機能との併用
ラベルと併せて有効活用したいのがメモ機能です。書き込む内容が「オーバーコール」だけだと不十分。知りたいのは「どのハンドがどのノードに流れているか」です。
- いくら打とうとドローで粘るのか
- プリフロップ時点での強いハンドを降りられないのか
- ドローで滑るとベット―チェック―ベットのラインになる
- オーバーペアのベットサイズは75%
など。
自分に合う使い方を見つけ、いつかはエキスパート卓へ。憧れの王冠を勝ち取りましょう。
補足:一般的なラベリングのベストプラクティス
ポーカーナレッジとオンラインHUD界隈の慣行を軽く触れておきます。HUD界隈の代表的な配色スキームのひとつに「赤=Nit(タイト)/黄=標準Reg/緑=Fish(ルース)/オレンジ=LAG・Maniac」があり、VPIP・PFRレンジに応じて色を割り当てるやり方が広く紹介されています(出典:Smart Poker Study)。ただし配色は流派が分かれ、5色式など別の体系もあります(jimmakos.com)。
注意点として共通して語られるのが、サンプル不足での早すぎる断定。VPIP/PFRは100〜200ハンド、3BET系は500ハンド以上ないと数字が安定しないとされます(BlackRain79)。そして「HUDは思考の代替ではなく、自分の読みを確認する道具」という大前提も繰り返し語られます。Ten-Fourのようにサンプルが極端に少ない環境では、貼ったラベルを定期的に貼り直す前提で運用するのが安全です。
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