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−3000bbをまくった男、屈強なTen-Four戦士 ako-ao【月刊コナショー vol.2】

ポーカー歴2年弱、Ten-Four最初の6万ハンドで−3000bbまで沈みながら、次の6万ハンドで完済した男 ako-ao。会社のポーカー部、勉強会、そして「シンギュラリティ」。底辺からの逆襲を追ったインタビュー。

−3000bbをまくった男、屈強なTen-Four戦士 ako-ao

文責:konasho(X:@konasho

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

日本が世界に誇るこの名言を、不屈の精神で証明した猛者がいる。ポーカー歴2年弱の ako-aoさん だ。Ten-Fourで最初の6万ハンドの成績は −3000bb。そこから次の6万ハンドで地上に復帰した。人が逆境に立たされたとき、最後に頼れるのは己の筋肉。ベンチプレスなら95kgを持ち上げるが、それだけではセットは刺さらないしフラドロも引けない。ako-aoさんを屈強なTen-Four戦士たらしめたものは何だったのだろうか。


暗黒期:何をやってもうまくいかない

何をやってもうまくいかない暗黒期。最初の1ヶ月を、ako-aoさんはこのように振り返る。

「いわゆるローステークス環境というか、タフコール環境に対してどう太刀打ちすればいいかみたいなのが何もわかってなくて。ブラフした方がいいハンドだけど、多分ブラフってあんまり通じないじゃないですか。勉強した通りにブラフすればいいと思ってた時期があったんですよね。そこがわかってなかったっていうのが最初の方だったかなと思いますね。

それは序盤の方にわかったので、スリーベット頻度とかも増やしたりはしたんですけど、多分そこらへんの精度が甘くて。どのハンドでスリーベットするべきか、ずっと試行錯誤が続いて、どんどん減らしてって、最終的にはマイナス3300bbくらいまでなってっていう感じです」

膨れ上がったマイナスが3000bbを超えたのは3月上旬。アプリ登録は2月1日だから、単純計算で 1日2000ハンド近く打っていた ことになる。いくら分散の大きいゲームとはいえ、日毎に大きくなる赤文字と右肩下がりのグラフを見続けるのは、精神衛生上好ましいものではない。

だがako-aoさんの心は折れなかった。


ノーレートだから、そして負けず嫌いだったから

「ノーレートだから続けられたっていうのはめちゃくちゃあったと思うんですけど、やっぱりポーカー自体が好きだったっていうのもあって。なんか負けてるのが嫌だったんでしょうね、負けず嫌いだったというか。

会社の周りの人とかでも、5万ハンドぐらいやってプラス10bb/100ハンドみたいな感じの人とかもいたりするんで。いや、すげえなって思いながら、トナメでも結果残してるとまでは全然言えないような人間でも、せめてプラマイゼロぐらいまではもっていきたいと思ったりはしてたので、プラスでいる人たちが近くにいたっていうのがメンタル的には大きいかもしれないですね」

鉄強が身近にいるという環境は、モチベーション維持だけでなくスキルアップにもつながった。会社のポーカー部の勉強会でスリーベットポットについて学ぶ機会があり、均衡知識をベースにTen-Four環境ではどうプレイするのが利益的か、コツをつかむとウィンレートが向上。底辺からの逆襲が始まった。

「Ten-Fourでハンド数をこなしていく中で身についた知識とか、元々ある程度知ってた均衡知識がどんどん紐づいてって、ようやく点と点で、今まで勉強してたのが結構繋がってきてる感がありましたね」


シンギュラリティ

会社の後輩でもある実力派プレイヤー wahoさん は、覚醒したako-aoさんについてSNSにこのような投稿をしている。

「シンギュラリティ」とは技術的特異点のことで、主にAIが人間の知能を超える転換点を指す。ako-aoさんは自身の成長ぶりに手応えを感じ、会社のポーカー部を作った鉄強プレイヤーがよく使っていた言葉を、そのまま拝借した。

エキスパート卓の条件さえ軽々クリアする快進撃を続け、ついにその日が訪れる。最大3337bbあったマイナスを完済した。

「あれは本当にめちゃくちゃ達成感がありましたね。多分当時マイナス3000bb以上から復活したユーザーって、表に現れてないだけかもしれないですけど、いなかったんじゃないかなみたいなのも思ったりしてたんで。めちゃくちゃ達成感はやっぱありましたね。

このマイナス3000bb、まくれると思ってなかったんで、正直」

瀕死の状態から回復すると大きく戦闘力を向上させるサイヤ人のごとく、地獄の淵から生還したako-aoさんの目には力強い炎が宿っている。


Ten-Fourの民へ

最後に、まだ思うような成績を残せていないTen-Fourの民へのメッセージをもらった。

「やっぱり継続して、その中でただ継続するだけじゃなくて改善していくっていうのが大事なので、何が自分の中で弱点なのかみたいなことを見極めながら、1つずつ潰していくことで自ずと成績が向上するのかなと思ってます。

今めちゃくちゃ負けてる人とかもいると思うんですけど、最後まで諦めずにやるっていうのが大事だと思うので、その中で改善していくと、自ずとポーカーに対する知識とかがついてきて、それが最終的に点と点が線でつながるような気がするので、そこまで負けずに頑張ってください」


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